令和5年12月21日、苅田町議会の第8回定例会が開かれた。
議題には、意見書案の上程や各常任委員長報告が含まれる。特に、医療・介護・障害福祉分野における処遇改善を求める意見書案が重要視される。
公明党の小山信美議員が提案した意見書案第4号では、介護職員の賃金が全産業平均よりも低く、対応の必要性が強調された。彼は、現状の厳しさを「採用できない状況が続く」と述べ、制度改革を求めていると訴えた。
議案第85号に関しては、総務常任委員長の花見文敏氏が、歳入・歳出の詳細を説明しつつ、「全会一致で可決した」と報告された。各委員からは、予算の適正管理に対する発言も見られ、特に土地管理が議論を呼んだ。
また、産業建設常任委員長の村上智宣氏は、農林水産業や商工費に対する質疑応答を通じ、「地域課題の解決に向けて協議を重ねている」と報告した。その後の質疑では、交通量調査や信号設置など具体的な事例が取り上げられた。
厚生文教常任委員長の白石学氏による報告では、教育費や介護保険に関する議案が全会一致で可決される。議員からは給食費の無償化の要望も上がり、地域の声が反映された。
議会は採決を行い、全ての議案が満場一致で可決された。この結果、関係機関への迅速な報告が行われる。
最後に、議会閉会中の調査事項や議員派遣についても異議なしとされ、議会は円滑に運営されていることが示された。議会は午前10時30分に閉会した。