令和5年6月15日に開催された苅田町の定例会では、町議会議員たちが重要な議題について議論を深めた。特に小波瀬西工大前駅の周辺整備が注目を集め、町長は最近計上された予算に基づく詳細な整備計画の進捗を報告した。
議員の末石伸二氏は、小波瀬西工大前駅周辺の整備計画について具体的な質問を行った。この計画には、エレベーター設置などバリアフリーを考慮した設計や、自由通路の整備が含まれている。沖永正徳都市計画課長は、測量を基にした整備計画の重要性を強調し、測量が令和5年度内に完了する見込みであると述べた。
また、教育長の井上三津子氏は、学校給食費の無償化に関する進展について言及した。今年の7月から来年3月までの無償化に向けた議案が上程され、町民からの好評価を受けていることを報告した。町長は、国の政策や財政の動向を踏まえながら、給食費無償化を長期的に検討する考えを示した。ここでの無償化は、家庭にとって大きな負担軽減につながると期待されている。
さらに、アピアランスケア助成制度が検討されていることにも言及され、町は医療用ウィッグなどへの助成を早急に実施したいと考えている。町の福祉政策としての意義や必要性について、町長は今後の検討を促し、早期に支援を実現する考えを示した。
急傾斜地対策についても触れられ、町は県と連携して急傾斜地に関する防災対策を行う方針を強調した。現在の状況は、年間で数カ所の整備が進められており、一部の地域ではより積極的な対策が求められている。