令和5年10月25日、苅田町において第6回臨時議会が開催された。
この日は、重要な議事が数多く取り上げられ、町長からの報告もあった。
特に、安全保障や環境関連の取り組みが議会で語られたことに注目が集まっている。
遠田孝一町長は、まずSDGsへの取り組みについて報告を行い、町独自のロゴマークを制作した旨を伝えた。これは、持続可能な開発目標が町の象徴であるクスノキを用いて表現されており、「人を苅田を地球を想う~今こそ行動SDGs~」とのスローガンが掲げられている。
さらに、2月29日に中央公民館で予定されているSDGsシンポジウムについても言及された。
また、ワンヘルスの推進についても触れた。健康と環境への取り組みを包括的に捉える「ワンヘルス宣言」を行うというもので、議会の理解と賛同を求めた。その目的は、人の健康、動物の健康、環境の健全性を守ることだ。
その他、油木ダムの貯水率についても報告があり、現在の貯水率は47%であるとされた。これは昨年同時期の83%から大きく減少しているため、今後の雨の降り具合による影響に備え、慎重な対応が必要とされる。常任委員会及び、議会運営委員会の委員選任が行われ、また、議員提出議案の上程が行われたことも記録されている。
結果、議会では全議案が異議なしで進行し、正副委員長の互選も円滑に進んだ。これにより、苅田町の議会運営が一層効率的になっていく見込みである。
議論を経た後、議長は全ての議事が終了したことを確認し、閉会の挨拶をした。午前11時23分に閉会となり、議員や出席者は次回のさらなる議論を期待して会場を後にした。