令和3年6月の苅田町議会定例会において、
小波瀬西工大前駅周辺整備事業についての進捗状況が議論された。
町長の遠田孝一氏は、駅周辺の安全対策を最優先に進める方針を再確認し、
関係機関との協議を重ねていることを明言した。
特に、現駅舎を活用しながらの道路安全対策が先行される計画があることを強調。
一方で、JR九州との意見交換がスムーズに進まないことも指摘された。
この協議は、どのようにすれば双方の意見を調和させることができるかに焦点を当てており、
協議の透明性も求められている。
現在の進捗状況については、
交通商工課の隅田衡輝課長が、
町としては補助金を受けるために、
地元住民との合意形成を重視しているとの考えを示した。
町の方針としては、道路の安全性に直結する整備を進める考えだが、
駅構内のバリアフリー化も必要との認識がある。
JR九州との調整には時間が必要なため、
町側でも情報提供を行い、地元への説明責任を果たす様に努力している。
井上修議員からは、
この小波瀬西工大前駅周辺整備事業について、
進捗が見えにくいとの声も上がり、
地元に期待されている発展促進を重視する必要性が指摘された。
町長は、事業を前に進める再確認し、
公共施設周辺の整備にもしっかりと目を向け、
特に交通の利便性向上を最優先にする姿勢を示した。
事業の計画が前に進めれば、
小波瀬駅が地区の中心となる考えも持っており、
町民が求める安全な生活環境作りに向け、
コスト面や補助金の活用について協議を進めていく意向が表明された。
コロナ禍で困難な状況が続く中、行政が先頭に立って進めるべき取り組みが、
小波瀬西工大前駅周辺整備事業を通じて期待されている。