令和4年3月の苅田町議会において、様々な議案と一般質問が行われた。議案の中には、令和4年度苅田町一般会計補正予算が含まれ、特に地域商品券の早期発行に関する要請が話題にのぼった。これに対し、町長の遠田孝一氏は、地域経済の支援を目的とする予算であると説明した。
質疑の中で、友田敬而議員はプレミアム商品券の効果測定について問うた。交通商工課の隅田衡輝課長は、アンケート調査を通じ、小型店舗へ利用者が多く流れるように配慮していると述べた。また、地域経済への実際の影響についてのデータ不足を指摘した。友田議員はプレミアム施策の方向性についても質問し、商店街への経済波及効果を求め、地域の実情に合った施策への転換を訴えた。
さらに、井上修議員は、県道須磨園南原曽根線の開通状況に関心を寄せた。都市計画課の中山剛副課長は、現在進行中であり、開通の見通しを示した。追加の質問に対しても明確な回答を行い、町民の期待に応える姿勢を見せた。
一般質問では、特に高齢者や障がい者のデジタル施策、災害対策、町の遊休財産の管理・活用方法が議論された。議員たちは、町の遊休資産の早急な活用や問題解決に向けた具体的なアクションを求めた。今後の方向性についても、町長は基本的な考えを示した。特に、小波瀬駅周辺の土地活用について、長期間の放置ではなく、有効な利用への方針転換が求められた。