苅田町議会は、令和元年6月20日、6月定例会(第3回)を開催し、地域防災計画や防災関連の施策についての議論が交わされた。議会では、ハザードマップの改定や防災訓練の実施計画について、さまざまな意見が出された。
特に、地域防災計画においては、ハザードマップが改定され、家庭や企業に配布される予定である。この改定は、内水や浸水想定区域に基づくものであり、全町に対して防災意識の向上を目指している。
また、登下校時の安全対策についても言及され、地域の交通安全に対する協力や自主防災組織の活動の重要性が強調された。教職員や地域住民が協力し、子供たちの安全を確保するための研修プログラムが計画されており、効果的な連携が期待されている。
防犯灯の設置に関する話題も重要な議題の一つであり、自治会からの申請に基づき、防犯灯の設置や更新が行われる。また、電気代の一部を町が補助しているが、今後、自治会への加入促進と共に防犯灯の早期設置が求められている。
さらに、土地区画整理事業進捗に関する報告もあった。事業は令和9年までを目標に進行しており、国から提供される土の搬入により、地域の開発が期待されている。しかし、この事業が周囲に与える影響についての配慮が求められ、特に地権者の生活への影響の軽減が強調された。
最後に、RPA技術の導入についても、効率化による人手不足の克服に向けた議論がなされた。業務の自動化により、人材の有効活用や生産性向上が図れるとの意見が多く、行政においてもその導入が今後の課題となるとのことだ。