令和5年12月13日、苅田町議会は第8回定例会を開催した。
初めに、遠田孝一町長が発言し、苅田町総合保健福祉センターの移転についての特別委員会設置など、地域のまちづくりに関する報告を行った。特に移転の手順に関しては、議会との合意を得る必要性が強調された。
また、一般質問では物価高騰による影響が挙げられ、白石学議員が国の低所得者への7万円支給について質問。町長は、令和5年12月1日の住民登録に基づく約4,500世帯への支給準備を進めていると明言した。加えて、野生動物による農作物被害も言及され、特にイノシシの影響が大きいことが確認された。地域住民への対策を進める意義が強調された。
続いて、森琢磨議員がJR小波瀬西工大前駅周辺の整備計画について質問。計画調査の進捗状況や地域住民の意見を踏まえた施策の重要性が述べられた。この地域では、バリアフリー化を含む整備により、交通の利便性向上が期待されている。経済活性化や雇用創出にも繋がるとの意見が多かった。
さらに、公営住宅についても議論が行われ、老朽化が進んでいる状況について現行の戸数や立地管理が説明された。長寿命化計画の中で、今後の修繕や更新が必要であるとの声も上がる中、具体的な計画の策定が求められた。
最後に、尾形均議員が今後の定住化に向けた施策についても言及。地方創生を意識し、苅田町の魅力を高めるための戦略が必要だとの見解が示された。避難時の情報伝達や地域の利便性向上についても討議され、具体的な施策が今後の法案に向けて提起されることが期待されている。