令和3年11月5日、苅田町議会が臨時会を開いた。
この日は議案の上程や質疑、採決が行われ、重要な決定がなされた。
町長の遠田孝一氏が提案した補正予算案には、新型コロナウイルスワクチンの接種券発送に関する経費が含まれており、また、令和3年1月から実施されている学校給食費の無償化が令和4年3月まで継続されることが確認された。
補正予算の内容を解説した遠田町長は、「大変重要かつ緊急必要なものである」と述べ、議会の慎重な審議を求めた。
今回上程された議案は他に、与原小学校区放課後児童クラブの指定管理者を学校法人高城学園に指定する議案や、教育長の任命に関する議案がある。
特に教育長任命については、井上三津子氏が再任されることが報告された。
報告を行った屏正隆厚生文教常任委員長は、補正予算に関して質疑を行った結果、全会一致で可決したことを伝えた。
質疑ではワクチンの種類について、ファイザー社を予定しているとの回答があったほか、給食費無償化の効果についても意見が交わされた。
採決の結果、全ての議案が原案通り可決され、会議は円滑に進行した。
会議の最後には井上教育長が挨拶を行い、コロナ禍での教育施策の実施に対する感謝の意を表明。
今後の方針としてアフターコロナを見据えた学び環境の整備が強調された。