令和3年7月21日、苅田町議会臨時会が開かれ、重要な議案が議題に上がった。
この臨時会では、議案第62号の令和3年度苅田町一般会計補正予算が提案された。この補正予算には、歳入歳出総額にそれぞれ1億746万4,000円が追加される内容が含まれている。遠田孝一町長は、「高齢者の活力向上及び町内商店の元気回復を目的として、プレミアム商品券の販売に併せ、高齢者に一人当たり1万円の商品券を配布する」と述べた。
この支援策は、65歳以上の高齢者向けであり、ワクチン接種の目途が立ったことから具体化された。町内では新型コロナウイルス感染症対策として、これまでに様々な支援策が実施されており、特に子育て世代や小規模事業者への支援に力を入れてきた。町長は「今後も感染状況を注視し、必要な支援策を適宜行っていきたい」と強調した。
この重要な議案の質疑では、両用についての特別な質問はないとの見解が示され、早期採決に向けた準備が進められた。委員会での審査を経て、全会一致でこの議案が可決される運びとなった。議会は、全体として円滑に運営され、議事日程は無事に終了した。
議長の坂本東二郎氏は、全会議の閉会時に「本日の議事日程の全てが終了いたしましたので、会議を閉じます」と述べ、厳粛に会議の幕を閉じた。参加した議員らは、地域の課題解決に向けた前進を期待している。