令和3年3月5日に開催された苅田町議会の定例会において、数々の重要な議題が取り上げられた。今回の会議では、特に空き家対策と自治会への支援に焦点が当てられた。
議員の岩谷潔氏は、自身の一般質問で自治会への支援の必要性について言及し、具体的には自治会の集会所などの公共施設の更新や改修に関しても触れた。町内には219軒の空き家があると報告され、これに対する対策も重要な課題であると強調された。
岩谷氏は、過去の質問で作成された「空き家等対策計画」の進捗状況を求めた。加藤孝二防災・地域振興課副課長は、空き家の認定について昨年度2回の協議会が開かれ、特定空き家の認定が行われたとの報告を行った。
次に、岩谷氏は自治会の施設の補助金について質疑を行い、集会所の補助金の内容が市民にどのように影響を与えているかとも関心を寄せた。加藤副課長は、町が提供する補助金が新築施設に対して最大2000万円まで支給されると説明し、その必要性に理解を示した。
また、岩谷氏が特に気にしていたのは、空き家問題に対する今後の計画であり、町長が回答の中で言及したように、現状の空き家の調査を今年度にも行う予定で、早急な対応が求められる。
さらに、会議ではコロナウイルスワクチン接種や地域での福祉施策についても話し合われ、町長は、必要な施策を実施し、町民の声に応えていく姿勢を見せた。今後も、町としての積極的な支援策を進めていく必要があると再確認された。