令和元年9月3日、苅田町議会は第4回定例会を開催し、重要な議題が取り上げられた。
特に、議員からの一般質問が活発に行われ、その中で「子供の貧困」に関する問題が強調された。白石学議員(公明党)は、子供の貧困は目に見えないため、可視化が必要と訴えた。町長の遠田孝一氏は、「子供の貧困対策を推進する法律に基づき、実態把握が重要であり、そのための調査を検討中」と述べた。
次に、防災・減災に関する質問について、白石議員は受援計画の重要性を指摘。町長は、「大規模な災害に備え、受援計画の策定に努めている」と答弁した。教育長の森田耕治氏は、学校教育を通じた防災教育の重要性について言及し、児童に対する教育を強化していると述べた。
渇水対策では、今年度の干ばつに備えて設置された渇水対策本部が功を奏し、日量約1,000トンの節水効果が得られたと報告された。町長は、この取り組みを評価し、今後の課題について言及した。
さらに、コミュニティバスの運行についても問題提起され、運賃が200円に引き上げられた影響を懸念する意見が寄せられた。町民の日常生活を支える交通手段として、今後の改善策の必要性が強調された。
最後に、国民健康保険税に関する質問があり、町の財政、特に保険税負担に関する問題が挙げられた。全体を通じて、効果的な施策実施の重要性が議論された。町民の意見を反映した施策が今後の議題になると期待される。