令和4年3月定例会(第1回)が開催され、幅広い議題が取り扱われた。議題には予算特別委員会正副委員長の互選結果の報告や、議案質疑が含まれる。
まず、予算特別委員会正副委員長の選出について報告され、委員長には桝谷忠明議員、副委員長に村上智宣議員が互選された。
続いて、議案質疑が行われ、さまざまな分野にわたって活発な意見交換がなされた。医療・介護・福祉政策について、議員たちは現行制度の運用や課題について質問を行った。特に、地域の福祉施策は多くの議員によって取り上げられ、政策担当者に対して具体的な改善策を求める意見が相次いだ。
また、平尾台の野焼きに伴う林野火災の報告が行われ、消防長の柿本久氏が出火状況について詳しく説明した。出火日時は令和4年2月26日11時43分で、鎮火は翌日16時31分だったとのこと。焼損面積は128ヘクタールに達し、人的被害はなく、住民の避難が行われたことも述べられた。
公共施設の長寿命化計画についても議論が交わされた。議員は、施設のメンテナンス計画を見直す必要性を訴え、維持管理の方針を改めることを提案した。財政課長は、公共施設全般について長寿命化を進める方針を確認し、今後の方針について議会での議論をもっと深める意義を訴えた。
最後に、観光協会に対する助成金についての質疑もあった。友田敬而議員は、950万円の予算のうち、固定費が多くを占めている現実を指摘し、自主運営の強化を求めた。これに対し課長が今後の活動資金調達の方針を述べる場面もあり、議会は観光協会の重要性を再確認した。
今回の会議では、様々な重要な政策課題について議論が進展し、今後も市民のための施策が着実に実行されることが期待されている。