令和4年第1回苅田町議会定例会が開会し、議案や町政報告が行われた。
議会では、まず会議録署名議員の指名が行われ、岩谷潔議員と尾形均議員が選ばれた。
次に、今定例会の会期が28日間と決定され、議事日程に沿って議事が進められた。
議長である坂本東二郎氏が、前定例会以来の議会活動を報告し、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、町内でのワクチン接種が進んでいることを強調した。特に、接種に携わる関係者への感謝の意を表し、議会運営委員会や広報特別委員会の会合が複数回行われたことを踏まえた。
町政報告については、遠田孝一町長がワクチン接種状況についての詳細を述べた。2月22日付けで新型コロナウイルス感染者が1,151名に達したことを確認し、ワクチン接種の進捗状況として、2回目接種が28,289人、3回目接種が7,338人であると報告した。
さらに、65歳以上の接種を優先し、接種券の発送や予約受付を行っていることも述べられた。
加えて、令和4年度当初予算案に関する報告もあり、総額141億5,884万円が計上され、前年度比6億1,058万円の増となることが説明された。歳入面では、町民税や固定資産税における見込みについて詳細が語られた。
議案上程に関して、町長が提案内容を説明し、令和3年度苅田町一般会計補正予算(第12号)など、35件の議案が紹介された。
また、質疑応答の時間では、確認された事項に対する質問が行われ、各議案について慎重な検討が求められることが確認された。
厚生文教常任委員長報告では、各議案の審査結果が報告され、質疑の後、議案第1号が全会一致で可決されることが決まった。
この後、予算特別委員会が設置され、予算審査の具体的な手続きが進められる。
議会の進行は円滑に行われており、今後の議論に期待が寄せられる。