令和4年12月16日、苅田町議会が第5回定例会を開催した。
議題には、総務、産業建設、および厚生文教常任委員会からの報告内容が含まれている。各委員長からの審査結果は、全会一致で可決されるか、特段の質疑がないことが特徴であった。
まず、総務常任委員長の尾形均氏は、議案第88号令和4年度苅田町一般会計補正予算について報告した。委員からの質問に対し、役場庁舎の電気代についての契約先が株式会社北九州パワーで月平均130万円であると説明した。また、新電力の経営状態についても「特に問題ない」との回答があった。
次に、産業建設常任委員長の桝谷忠明氏が、議案第91号から第108号について報告した。尤其、土地区画整理事業において移転交渉が難航していると述べた。理由は国や県の補償基準に基づき補償協議を行っているが、物価高による建設資材の高騰で相違があるためである。
厚生文教常任委員長の屏正隆氏は、議案第88号から第90号に焦点を当てた。具体的な調査結果や教育費関連の質問に回答し、ルーターの交換や中学校の設計業務についての詳細を示した。
各議案の採決は、全会一致で承認された。特に議案106号「手数料条例の一部改正」については、議員より再交付金額の変更はないとの説明があった。
また、議会閉会中の各委員会調査事項については、継続して調査することに決定された。議員の派遣についても異議はなく、議長の判断で県内外の関係機関への派遣が承認された。
最後に、会議は午前10時30分に閉会した。議会は今後も市民サービスの向上を目指し、条例制定や予算案の承認を進めていく計画を表明した。