苅田町議会は、令和5年第5回定例会を開催し、重要な議題を取り上げた。
本会議では、会議録署名議員の指名や会期の決定が行われた。
議長の坂本東二郎氏は、まず小山信美議員と井上修議員を会議録署名議員として指名した。
その後、新たな会期を本日より19日間とし、9月12日までの開催が決まった。
議会活動についての報告があり、坂本議長は「議会はパンデミックの影響下で活動に困難な状況にあった」と指摘した。
6月議会終了後から現在までの議会活動が詳細に報告され、様々な委員会の開催や行政視察の実施、議員研修についても触れられた。
特に、多文化共生に関する視察が行われ、議員間での議論が進められたことが強調された。
町政報告では、遠田孝一町長が議員への感謝の意を表した。
町長は新型コロナウイルスに対する町の対応や、ワクチン接種の進展について言及し、「町議会に感謝申し上げる」と述べた。
続けて、町内での大雨被害についての報告があり、避難所の設置や人的支援を行った経緯が説明された。
令和4年度一般会計決算についても報告され、歳入は減少しているが、一部の税収が増加したとされている。
町長は、今後の財政運営への影響を考慮し、柔軟な対応が求められると強調した。
また、女性や若年層の議会進出が必要であるとの意見があり、議会改革の推進が求められている。
議案上程では、遠田町長から提案された議案の説明が行われ、特に一般会計補正予算が注目された。
この補正予算の主な内容には、人件費の補正や新たな事業の実施が含まれており、町民の生活に直接影響を与えるものである。
最後に、決算特別委員会の設置についても決議され、議員からの意見が集約された。
これにより、今後も苅田町の発展に向けた議論が行われることになるだろう。