令和5年3月23日に苅田町議会の定例会が開催された。議会では多くの議案が上程され、いくつかの重要事項が取り扱われた。特に関心を集めたのは、議案第36号の令和5年度一般会計補正予算及び議案第37号の介護保険条例の一部改正である。
議長の坂本東二郎氏は、議会の運営を進める中で、質疑や討論を省略することを決定した結果、議案第36号については全会一致で可決された。発表した遠田孝一町長によると、この補正予算では、新型コロナウイルスに関連するワクチン接種のための予算が計上されている。
さらに、議案第36号の趣旨説明を行った町長は、昨年の改正に基づく介護保険制度の柔軟な対応が求められると強調した。そして、議案第37号についても重要な改正がなされ、介護保険の保険料の減免が新たに適用されるようにするための施策であることが明らかにされた。
また、複数の常任委員長報告も行われた。総務常任委員会委員長の尾形均氏は、個人情報保護法に関連する条例制定について議会での審議結果を報告した。この報告によれば、個人情報保護規範の見直しが行われたことが確認され、全会一致で可決された。
厚生文教常任委員長の友田敬而氏は、特に教育および福祉関係の条例の改正を報告し、すべての議案が全会一致で承認されたことを報告した。議会の各議員は、様々な課題に対して真摯な姿勢で取り組んでいるという印象を受けた。
この定例会は、議案の審査がスムーズに進行し、全体として有意義な議論があったことが印象的であった。議会は今後も各分野においての課題解決に向けて、前向きな取り組みを続けていく必要があるとされている。