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苅田町議会、感染拡大と渇水対策など重要議題を可決

苅田町議会が新型コロナ感染拡大や渇水対策を報告し、全会一致で29件の議案を可決。
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令和4年9月30日、苅田町議会の定例会が開会され、重要な議題が多く取り上げられた。

特に注目すべきは、町長の遠田孝一氏による町政報告である。彼は新型コロナウイルス感染症に関する最新の発生状況を説明した。7月下旬以降の感染拡大により、苅田町では合計5,941人の陽性者を確認していると報告した。8月の陽性者数は2,479人で、一日平均85.5人の感染者を記録している。

また、遠田町長は、渇水の問題についても言及した。主要な水がめである油木ダムの貯水率低下を受け、渇水対策本部を設置したことを明らかにした。町民や企業への節水協力をお願いし、具体的な対策を講じることを強調した。8月29日現在の貯水率は39.3%であり、10%の減圧給水を継続中である。

さらに、令和3年度一般会計決算に関しても重要な報告がなされた。歳入は前年度から21億3,533万円減少し、169億5,537万円となった。一方、歳出も前年より22億6,254万円減の160億6,482万円で、実質収支は8億3,414万円の黒字となった。

会議ではまた、議案の上程が行われ、議案第49号から72号の29件が提案された。これには、水道料金免除など、物価高騰対策を含む補正予算が含まれている。特に、生活支援策として水道料金を半年間免除する必要性が問われ、多くの議員が賛同した。議案質疑では、小山信美議員が入札の健全性に疑問を呈し、地元業者の支援強化を求めた。藤原財政課長は、入札の方法について見直しの必要性を認め、今後の検討を約束した。

最終的に、議案はすべて全会一致で可決され、決算特別委員会の設置も決定した。議会全体として、町民に対する説明責任を果たす姿勢が示された。これらの議論を通じ、苅田町の行政運営に対する透明性と責任についての意識が高まった。

議会開催日
議会名令和4年9月苅田町定例会(第4回)
議事録
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