令和5年9月1日に浦安市議会第3回定例会が招集された。
本定例会では、多数の議案に対する提案理由や市長の挨拶が行われる。議長の小林章宏氏が開会を宣言し、出席議員の紹介を行った。
市長、内田悦嗣氏による挨拶が始まった。挨拶の中で、クリーンセンター火災の状況についての報告がなされ、出火原因は特定されていないが復旧工事には約12ヶ月、費用は約15億円を要する見込みとなっていることが伝えられた。
内田市長はさらに、不燃・粗大ごみの処理についても言及した。市川市や船橋市、松戸市と協力して搬出を進める方針だ。復旧作業の進捗に関しては、特に問題なく進む見込みであるとした。
また、市政の主な取り組みについても触れ、教育関連の進展や医療体制の充実など、多岐にわたる施策を説明した。不登校特例校の早期開校を目指す考えが伝えられ、地域の住環境の向上に寄与することを期待すると述べた。
市長は子ども医療費助成を拡充する意向を表明し、今後は高校生相当年齢までの医療費自己負担金を無料化する検討を進めるとも述べた。このほか、私立保育所への運営補助制度に言及し、休日保育の実施を支援する姿勢を示した。
続いて、議案の提案理由の説明が行われた。議案第1号には、一般会計補正予算(第5号)が含まれている。復旧事業をはじめ、民生費や衛生費、教育費にわたる歳入歳出の補正が詳細に説明された。この中で、特に価格高騰への対策として電力・ガス・食料品等の給付金が挙げられた。
議会はまた、今後の議案調査のために休会を決定した。休会期間は9月7日までの6日間であり、次回は9月8日に再開される予定である。議会の運営や議案審議が着実に進むことに期待が高まる。
以上、一連の会議は約16分で閉会し、今後も市政を支える重要な議論が続くこととなる。