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習志野市議会、一般質問で公共サービスの見直しを求める声

習志野市議会の定例会にて、藤崎図書館問題や公文書非公開決定、学童保育の改善等、多くの課題について議論が交わされる。
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令和6年6月17日、習志野市議会での定例会では、多岐にわたる一般質問が行われた。特に藤崎図書館問題や公文書の非公開決定についての質疑が焦点となった。鴨哲登志議員は、藤崎図書館が廃止された理由について疑問を呈し、是正を求める発言をした。それに対し、宮本泰介市長は、公共施設の再生事業に伴い、機能を集約したという立場を強調しつつ、地域住民の意見に耳を傾けていく姿勢を示した。

また、鴨議員は習志野市企業管理者の公文書非公開決定について、開示拒否は隠蔽工作であり、透明性を求める立場を表明した。これに対し、企業管理者も説明責任を果たす意向を示したが、反発は根強い。

次に津田沼駅南口地区の市街地再開発事業についても活発な議論が交わされた。谷岡隆議員は、タワーマンション計画が地域の住環境に与える影響を懸念し、財政負担の見通しや学校のキャパシティに関する質問を投げかけた。市は、地区再開発の進捗を受けつつ、市民生活に与える影響を軽減するための努力を続けると答えた。

さらに、学童保育に関連した問題では、子どもの権利条約の視点から保育環境の改善要求も上がった。谷岡議員は、過密状態の解消を求め、現行借用スペースの不足による負担を指摘し、規模の見直しを提案した。

教育委員会からは、任期付職員の採用についての回答もあり、現場での実績に基づく柔軟な対策の必要性が述べられたが、教員の処遇や教育環境の充実は依然として課題として残る。さらに、市長及び教育長は、過大規模校の建設計画についての意向確認がなされ、教育委員会の役割を強調するものの、教員不足や教育環境の維持について懸念も示された。

最後に、公共施設でのWi-Fi環境についてや、教師の自腹問題など、持続可能な施策を確立する重要性が強調され、多くの市民が関心を持つ教育に関する意見が交わされ続けた。重要なのは、これらの議論が習志野の未来にどのように影響していくか、今後の実行が鍵となるだろう。

議会開催日
議会名令和6年6月習志野市議会第2回定例会
議事録
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