令和6年6月28日に開催された習志野市議会第2回定例会では、主要な議案と発議案の審議が行われた。出席議員は28名で、会議は円滑に進行した。
最初に、議案第25号から第30号、及び第34号から第37号が議題となり、総務常任委員長高橋正明氏がそれぞれの議案について報告を行った。特に議案第26号では、習志野市手数料条例の改正案が提出されており、議員からは改正による影響に関する質問があった。高橋氏は、戸籍証明書の発行手数料が改定の影響を受けるかとの問いに答えた。議案に関する質疑は活発に行われ、最終的には全議案が賛成多数で可決された。
次に、文教福祉常任委員長市角雄幸氏から発議案第1号及び第2号の報告があった。発議案第1号は令和7年度の教育予算拡充に関する意見書であり、教育の重要性を強調した内容となっている。同議案は、全員賛成で可決された。教育改革や災害復興に向けた予算拡充を国に求める声は、議会全体で高まっている。市角氏は、教育環境の整備が急務であることを強調した。
また、閉会前には、鷺沼東跨線橋の新設に関する陳情が取り上げられ、賛否が分かれる議論が行われた。地域の安全性や交通問題に対する関心の高まりが見ることができ、市議の間でも意見が分かれた。この件について、森野都市環境部長は、新設の必要性に対する見解を述べ、現在の橋の修繕計画の進展も説明した。
最後に、会議は議長より閉会の宣言があり終了した。議会を通じて、習志野市民に資する多くの政策が議論され、各議案が可決されたことは、市の未来に向けて重要な一歩となるだろう。