令和2年3月17日の浦安市議会定例会では、新型コロナウイルス感染症への対応が主要な議題となった。
市長の内田悦嗣氏は、感染症の拡大防止策について市の取り組みを報告した。市内の公共施設の休館や、小・中学校の休校等が実施されていることを説明し、3月末までの休館延長を決定したことを強調した。特に、屋外利用可能な公園施設については感染防止策を徹底しながら再開することを明言した。
さらに、内田市長は東野地区複合福祉施設整備事業における建築資器材等の納品遅延についての懸念も示した。これに対し、工事完了に向けての早期納品を請負業者に要請したことを報告した。市民生活への影響が広がる中、さらなる感染拡大防止及び影響を受けた事業者への支援が求められている。
また、議案第41号から第43号の提案理由についても市長が発言。美浜北小学校の校舎改修工事に関する契約について、落札業者との契約金額が1億7,501万円であることを明示した。さらには副市長の選任及び令和2年度一般会計補正予算についても報告が行われた。
委員長報告に対する質疑において、今後の税収の見通しや行政改革推進事業の取組内容に関する質問が挙がり、各種施策の効果的な推進が期待される。特に、少子化問題への対応が急務であり、新規事業の一時保留が求められているとの意見もあった。
議会内では、子ども図書館整備事業における巨額の工費投入に対する懸念が表明された。折本龍則議員は、このような新設の公共施設が本市にとって本当に必要か疑問を投げかけた。