令和4年9月2日に浦安市議会第3回定例会が開催された。
議会は午前10時に開会し、議長の宝新氏が議事を進めた。今回の定例会の会期は、9月2日から9月21日までの20日間と決定され、出席議員全員から異議がないことが確認された。
市長の内田悦嗣氏は、新型コロナウイルス感染症対策について強調を行った。特に、抗原検査キットの配布を通じて、市民の不安の解消を目指す施策を説明した。
内田市長は、感染者数が高止まりしている現状を踏まえ、県がBA.5対策強化宣言を9月30日まで延長したと報告した。さらに、特別会計での誤った会計処理を認め、職員への適正な処理の徹底を指示した。市民への影響を最小限に抑えることを約束した。
港地区での防災対策も進められており、県有地を提供し、緊急用船着場の整備に着手するとのこと。また、指定避難所の防災備蓄倉庫の更新も行う計画が示された。これにより、市民の安全を図る意向が伝えられた。
議案第1号から第8号についての説明が行われた。新型コロナウイルス感染症関連の補正予算や、職員に関する新しい条例の制定、特に育児休業の取得要件緩和が提案された。これにより、柔軟な勤務形態を促し、職員の働きやすさを向上させる意義が考慮された。
この日の会合では、委員の選任や監査結果の報告も行われ、執行機関からの透明性を確保する取り組みが感じられた。最後に、新たに設けられる配食支援事業とともに、浦安アートプロジェクトにも触れ、地域にアートを通じた活力を与える試みが紹介された。
会議は無事に終了し、次回は9月9日の定刻に再開されることが告げられた。