令和6年9月13日、浦安市議会第3回定例会が開催され、主に予算案や条例改正について審議された。
議案第1号、令和6年度浦安市一般会計補正予算(第2号)について、自由民主党・緑風会代表の橋爪雄輔氏が総括質疑を行い、76億7,000万円の増額を含む市民税の定義を質した。市長の内田悦嗣氏は、「個人市民税が大幅に増加した理由として、株式譲渡所得の増加を挙げた」と述べた。
また、介護予防プロジェクトについても質疑があり、福祉部長の並木美砂子氏は、「壮年期への介護予防支援を目指し、順天堂大学と連携した事業を開始する」と強調した。更に、新浦安駅北口バスベイ整備事業についても詳しく報告され、用地確保に向けた動きが進んでいることが確認された。
さらに、認定第1号に関する討論では、令和5年度の決算が健全であることが議員に強調され、市税の収入がコロナ禍前の水準に回復してきたことが評価された。内田市長は、「国の経済対策による影響で、市税の回復を確認している」と述べ、今後の財政運営についての評価も交えた。特に、経常収支比率は86.7%についても説明があり、健全な財政を維持するための取り組みを示した。
その他、契約変更や市道路線廃止についても議論され、入札不調の原因や改善策についても問われ、財務部長の宇田川勝正氏が答弁。時間外勤務の増加についても具体的に業務の見直しを進める旨が発言された。会議は今後の財政運営に向けた具体的な施策についての活発な質疑応答で締めくくられた。
次回定例会へ向けて、各常任委員会が継続審査を行うことが決定され、全議事日程が無事終了した。