令和3年12月17日、浦安市議会は第4回定例会を開催し、広瀬明子議員が一般質問を行った。主な議題は学校給食、入札改革、そしてまちづくり条例についてであった。
一般質問の中で、広瀬議員は学校給食の安全性に関する懸念を表明し、特に武蔵野市が行っている安全基準を浦安市でも参考にすべきとの考えを示した。教育総務部長の醍醐恵二氏は、武蔵野市への訪問を通じて基準策定の参考にする意向があったことを説明した。また、現地確認と生産者との直接の繋がりを強調し、今後の食材選定基準の改訂に繋げたいと述べた。
さらに、広瀬議員は入札改革についても言及した。過去5年間の入札結果に基づく同一事業者の落札事例が29あったという事例を挙げ、入札の公正性に疑問を呈し、改善策を求めた。財務部長の山崎勝己氏は、適正な入札結果と評価されているとの見解を示したが、議員の懸念は根強く残る。
まちづくり条例の議題に移ると、広瀬議員は条例制定の必要性について疑問を呈し、特に昨今の少子高齢化や行政ニーズの増加にどのように対応していくかについての具体案が不足しているとの指摘があった。特に、条例の骨格としては市民の参加や情報共有を謳っているが、その具体的な実行可能性については検討が不十分であるとの見解が示された。
さらに、特別支援学校の設置についても質問がなされ、浦安において特別支援教育の重要性が強調された。市も今後、特別支援学校の設立について積極的に検討していく方針を示す。
加えて、平和教育について、折本龍則議員が言及した。特攻隊の話や被爆体験を通じ、平和教育の重要性が改めて強調された。市民に過去の教訓を伝える取り組みが続く一方で、知覧への訪問を検討すべきとの提案もあり、教育委員会の取り組みに注目が集まった。
最後に、ジ・アイルズ交差点に関する交通事故の件が取り上げられた。事故発生後の対応として、横断者注意の看板を設置したことが報告されるも、根本的な交通安全対策が求められる状況は依然解決されていない。