令和3年6月4日、浦安市議会第2回定例会が開催された。
この会議では、議論の多くが新型コロナウイルスワクチン接種に集中した。市長の内田悦嗣氏は、高齢者への接種状況を説明した。5月28日時点で、65歳以上の高齢者に対する接種が進んでおり、1回目の接種終了率は26.4%に達している。2回目は4.6%からスタートし、今後は接種回数を増やしていく計画だ。
また、市長は補正予算の案も提示した。この補正予算は、さらに多くの感染症対策や市民の生活支援を行うために、追加で約10億5,857万円が計上されている。特に重点施策に関して、子育て関連の施策も充実させる考えが示された。具体的には病児保育への助成制度や多胎児世帯への支援が含まれている。
議会では11の議案と1つの諮問が上程された。今回の議案には、家庭の育成支援に向けた新規事業が盛り込まれており、市民の権利擁護に関する条例改正なども含まれている。議長の宝新氏は、全出席者に対して各議案の説明を詳細に行った。また、休会の提案も5月10日までに行うことが決められており、各議員は議案調査のための準備を整えることとなった。
市長の挨拶では、今後の市政運営における協力を求めるとともに、浦安再編に向けた取り組みや市民の生活向上へ向けたビジョンが語られた。これにより、議員たちが一丸となって協力する必要性が感じられた。市長は、「皆様のご理解と協力をお願い申し上げます」と訴え、今後の関係強化を図る意向を示した。
なお、永年勤続議員特別表彰も行われ、水野実氏、柳毅一郎氏がその栄誉を受けた。これにより、会議は円滑に運営されるとともに、議員のモチベーション向上にも寄与すると期待されてもいる。