令和4年12月13日の浦安市議会では、芳井由美議員が一般質問を行い、学校教育や不登校問題に関連した重要なテーマが取り上げられた。また、特別支援学校の誘致も討議され、その必要性が強調された。
特に登校しぶりや不登校に関する問題では、芳井議員が文部科学省の調査を引用し、全国的な不登校者数の増加を指摘した。令和3年度の不登校者は244,940人に達し、前年から増加傾向にあり、コロナ禍の影響も大きいと述べた。それに対し、教育総務部長の丸山恵美子氏は、地域や学校の実態に基づく魅力ある学校づくりを進めていると説明し、支援体制の強化が今後の課題であることに言及した。
さらに教育問題の一環として、特別支援学校誘致についても議論が行われた。芳井議員は、多様な学びの場が求められている現状を説明し、特別支援学校の誘致は障害を持つ子供たちとその家庭にとって重要であると強調した。教育次長の醍醐恵二氏は、特別支援学校の県立誘致に向けた進捗状況と地域住民への説明会について説明したが、少数の出席者にとどまったことが課題であると認識を示した。
また、会計年度任用職員の報酬改定についても言及があり、財務部長の山崎勝己氏は、優秀な人材確保のための具体的な取り組みが求められると述べた。
最後に、歩道の安全確保について、芳井議員は夜間の歩道照明や歩道の照度基準、植栽によって視認性が悪くなる場所の対応について質問し、都市整備部長の知久岳史氏は、照明の設置基準と植栽による影響を確認していると答えた。これにより安全な通行が確保されることが期待されている。