令和3年3月4日に開催された浦安市議会定例会において、コロナ禍における課題や支援策が重点的に議論された。
まず、末益隆志議員が新型コロナウイルスによる影響を受ける療養者への独自の支援策について言及した。現在、市では感染者の保護と療養を助けるため、順天堂大学浦安病院にて感染者等子どもの一時預かり事業を行い、利用状況としては4名が登録しているという。さらに健康観察支援事業については、50歳以上の自宅療養者に対してパルスオキシメーターを貸与し、これまでに9名が利用したことが報告された。
末益議員は、療養者への支援策が迅速に行われていることに感謝を示しつつ、さらなる支援の必要性を強調した。特に、パルスオキシメーターの貸出対象者拡大について尋ね、岡部浩健康こども部長は、今後も状況に応じて柔軟に対応していく意向を示した。
また、自宅療養者の健康管理のため、仕組みの構築が重要であると末益議員が発言し、さらなる支援の強化を求めた。市川保健所との協力も必要であり、以前の対応方法に対する反省を求めた。市長もその重要性を認識し、適切な支援策の進行を約束した。
この議論からは、持続的な支援施策や独自の医療体制の強化が求められていることが明らかになり、特にコロナ禍の影響を受けた市民への支援が今後さらに重要視されることが期待されている。