浦安市議会は、令和元年9月定例会の第3回会議を開催し、主要議案について質疑が交わされた。
冒頭、議長の宝新氏は台風15号で被災された方々へのお見舞いの意を表明した。
続けて各議案の審議が行われた。
特に議案第1号の令和元年度一般会計補正予算に関する質疑が目立ち、自由民主党・無所属クラブの毎田潤子議員がその中心的な質問者となった。
毎田議員は東野地区複合福祉施設整備事業について質疑し、台風による影響や建設発生土の処理に関連する工期延長について質問した。市長の内田悦嗣氏は、特に土壌汚染の処理と地盤改良の必要性を強調し、工期の延長を説明した。
また、工事の進捗状況についても言及し、進捗率が当初予定を下回っていることを伝えた。
議案第16号、教育委員会委員の任命に関する質疑では、美勢麻里議員から吉野則子氏の任命理由について尋ねられ、教育への関与や学校医の経験が評価されているとされた。これに対し総務部長は、吉野氏の専門性を強調し、委員としての適任性を説明したが、教科書採択に対する認識については明確な答弁が引き出せなかったという意見も見られた。
最後に、議案第3号、森林環境譲与税基金に関する質疑が行われ、本市が森林を持たない中での財源活用についての懸念が示されつつ、市長は法律の意義を説明した。