令和元第5回富里市議会定例会が開かれ、議題として主に一般質問が取り上げられた。
議員からは台風15号による被害に対する反応として、市民の助け合いを称賛し、市の職員の長期的な対応に感謝の意を表した。特に、復興のプロセスについては多くの課題が指摘され、迅速かつ適切な対応を求める声があがった。加えて、産業振興に向けたビジョンについては、現状の把握と今後の展開、外部資金の調達を含めた具体的な戦略が問われ、市長の五十嵐博文氏は、農業や観光業の振興に関する取り組みについて説明した。
人口減少問題についても議論された。議員からは、年代別の人口推移と就労人口の減少に対する対策が求められ、高齢化に対する具体的な施策が指摘された。特に、整備が進む成田空港の利用が期待される中、安定した雇用の創出を図る必要性についての意見が集まった。
また、電子行政オープンデータについては、現時点での導入状況を報告。市長は国からの指針を参考にする方針を述べたが、公開の具体的なスケジュールや内容については課題が残っていると指摘された。
廃棄物の不法投棄対策も重点的に取り上げられ、不法投棄件数やその現状についても言及がありました。特に監視体制の強化と今後の取り組みとの連携が求められ、不法投棄を減少させる施策が強調された。