令和元年第4回富里市議会臨時会が開催され、重要な議案が審議された。
議長の戸村喜一郎氏は午前10時に開会を宣言し、出席議員18名全員が参加したことを確認した。今会議では、主に契約締結に関する議案が審議された。
議案第1号は、富里市立日吉台小学校及び富里北中学校の空調機器設置工事に関するものである。市長の相川堅治氏が事案を説明し、落札者との間に工事請負仮契約を締結したことを報告した。相川市長は、「議会の議決を求めるものであり、円滑な審議をお願いしたい」と語った。
その後、議案に対する質疑が行われた。江原利勝氏は、「エアコン設置に向けた設計スケジュールに対する懸念」を表明し、「2校同時に設計を進める効果的な理由」を問いただした。教育次長の門澤將幸氏がそれに答え、設計が複数校で進行した理由はコスト削減が背景にあったと説明した。さらに、設計業者との調整を経て、教育委員会が2校ずつの設計を選択した経緯が語られた。
布川好夫氏からは、工事による環境影響についての懸念が提示された。音の問題や環境基準に対する配慮が求められ、門澤教育次長は施行中及び設置後の基準適合について言及した。「施工に際してさらに工事音を抑えるための対応を進める」と承諾した。さらに柏崎のり子氏からはアスベスト撤去に関する質問が寄せられ、工事着手の際の安全対策などについての詳細が確認された。
質疑が終了した後、議案第1号は委員会への付託を省略し、原案のとおり決定することに異議が無いと確認された。最終的に議案は出席全員の賛成のもと可決された。議長は、全日程終了の説明をし、令和元年第4回富里市議会臨時会を午後1時09分に閉会した。