令和4年3月7日、富里市議会は第1回定例会を開催した。
会議では、議題の中心となる発議案第1号「ロシアによるウクライナへの侵攻に断固抗議する決議」が取り上げられた。市議会議員の田口勝一氏が提案理由を説明し、発議案による決議内容にはロシアの行動を強く非難する意図が盛り込まれている。
発議案には、特に国連憲章違反とされるロシアの軍事行動が強調され、田口氏は「この侵攻は国際秩序の根幹を揺るがす暴挙である」と述べた。さらに「ウクライナへの軍の完全撤退」を求める姿勢を明確にした。
質疑応答では異議なく会議が進行し、委員会への付託を省略することが決定された。討論では、柏崎のり子氏が賛成の立場から発言。「核兵器による威嚇は明確な国連憲章違反であり、絶対に許すことのできない歴史的暴挙」と訴え、経済制裁と国際的な連帯の重要性を強調した。
討論が終了した後、発議案第1号は全員起立で可決され、今後の議長による対応が約束された。本日の会議はおおむね円滑に進行し、終了した。
今回の可決は、富里市が非核平和都市宣言を掲げる中で、国際社会への強いメッセージにつながるものである。市政府は、国際情勢の変化に応じたスタンスを示す必要性を認識していると見られる。議会は次回、3月18日に再び会議を開く予定である。