令和3年3月18日、富里市議会は令和3年第1回定例会を開催し、様々な議案が審議された。議案第1号から第24号まで及び複数の附帯決議が可決された。特に、令和3年度一般会計予算は、総額153億1,600万円で2.5%の増となる。
予算に関して、岡野 議員は、厳しい財政状況下における歳入改革の必要性を強調した。歳出の多くは新型コロナウイルス感染症対策及び地域の振興を目的として編成されたと説明された。予算案は市民起点で、選択と集中による効率的な運営が求められている。特に、デジタル化対応の促進が重要視された。
井上 康君(総務建設常任委員長)は、令和3年度水道事業会計予算に対する質疑に対して、漏水調査業務を通じて有収率を向上させる方針を説明。その上で、地域公共交通計画に基づく公共交通の充実に向けた施策も議論された。
新型コロナウイルスワクチン接種については、大川原 きみ子議員が、接種対象者のおおよそ2,340人を見込むと指摘。副市長の報告を受け、今後の実施体制について議論が持たれた。
また、議案第5号に関しては、水道事業会計予算が可決され、井上氏はさらなる説明を行った。結果として、賛成多数の中、原案通りに議案が可決される。
副市長の発言においては、退職者の報告が行われ、今後の市政運営に対する期待が寄せられた。
この会議では、教育関連の予算や保険制度の見直し案についても多くの議論がなされ、今後の施策にどう反映されるかが注目される。議会は閉会に向け、持続可能な市政運営を図るための施策推進に努める姿勢を確認。このように、今回の定例会は富里市政にとって重要なターニングポイントであった。