令和4年9月6日に富里市議会の定例会が開かれた。議題は地域の安全と市民サービス向上に関するものであり、特に道路行政が重点的に話し合われた。
江原利勝市議は、道路行政について質問した。市民通報アプリの導入を検討する必要性が述べられた。市長の五十嵐博文氏は、「市民からの通報をシステム上で早期確認することは重要であり、市民通報アプリの導入を今後検討する」と強調した。
市内の道路損傷通報システムについても意見が交わされた。江原議員は、公式ホームページから通報ができる仕組みを充実させることを提案した。五十嵐市長は、各課の窓口による電話やメールでの通報が主流であり、市民通報アプリとの連携が重要であると応じた。
次に、マイナンバーカードの登録普及状況が取り上げられた。五十嵐市長は「8月末時点で、登録は2万6,581件、申請率は53.8%と県内平均を上回っている」と述べた。市民への普及施策として、出張申請サポートが行われている。また、マイナンポイント制度についても説明があり、「期限内の申請を促す活動が継続される」と市長は述べた。
イノシシの被害についても重要視されている。五十嵐市長が、「市では、イノシシ捕獲許可を得ており、地域農業への被害防止に取り組んでいる」と述べた。昨年度の捕獲数は報告されていないが、有害鳥獣被害防止協議会を通じて効果的な対策を実施しているとのこと。
市民からの通報状況をより効果的に活用する方策が求められており、江原議員からは、スマートフォンを活用した地域の情報システムの導入について期待が寄せられている。市では、市民の目線での情報提供や対応が今後の課題であると認識されている。