令和6年第1回富里市議会定例会が2月28日に開催され、
なる議題が討議された。
今回は、特に災害時における停電対応と観光振興、就農者支援が中心的なテーマとなった。
一般質問に立った荒野峰之議員は、前日の能登半島地震を受けて停電時の対応について質問した。
市長の五十嵐博文氏は、電力の維持には民間事業者との連携が不可欠であると述べ、具体的な取り組みを説明した。
ソーラーシステムや自家発電設備を整備し、最大72時間の電力確保を可能としているとのことである。
また、26台の可搬発電機を配備することで、指定避難所においても電力供給が可能だとした。
さらに、停電が長期化した場合には、リース会社と協定を結び、三相交流の発電機調達も行う考えを示した。
これに対し、荒野議員は、必要な電力に応じた発電機の導入について言及し、
特に農家への影響を考慮し、三相交流発電機の整備について要望した。
観光振興については、市長は富里市産業振興推進会議の評価を参考にしながら進捗を報告。
地域資源を活用した観光イベントが順調に推移しているが、一部には課題が残るとの認識を示した。
具体的には、富里市観光振興アクションプランに基づき、落花生収穫体験など新たな観光コンテンツを展開し、地元農産物の魅力を発信する取り組みが行われている。
また、親子連れが楽しめる体験型観光をさらに強化し、インバウンド観光の視野にも入れた活動を展開することが提案された。
就農者への支援に関しては、県内の農業支援体制を踏まえた具体策が示された。
新規就農者へのサポートを強化し、就農環境の改善を図ることが強調された。
市長は、恒常的な支援体制の検討を進め、農業の持続的発展につながるよう取り組む考えを示した。
就農に関心のある人たちへの支援策がさらに充実されることが期待される。