令和3年第1回富里市議会定例会が2月25日に開催された。議会では主に一般質問が行われ、各議員が様々なテーマに対して質問した。
江原利勝氏は、特に日本大学との包括協定について進捗状況を確認した。この協定は観光や農業の振興に寄与することを目的としていると市長の五十嵐博文氏は明らかにした。特に、スポーツ科学部との連携が進展しており、地域活性化が期待されていると述べた。
また、マイナンバーカードの交付状況も取り上げられた。市民経済環境部長の長谷川敏彦氏によると、交付件数は前年と比べて増加しており、特に休日交付の制度が導入されたことで利便性が向上しているという。今後の目標としては交付率の上昇が目指されている。
さらに、消防の広域化に関する質問もあった。消防長の伊藤裕之氏は、千葉県と連携して広域化を進めており、市民の安心安全を確保するための取り組みを続けていると述べた。特に、訓練塔の改築に向けた予算案が示され、消防訓練の重要性が強調された。
イノシシ対策についての発言では、高橋益枝氏が具体的な捕獲活動や地域住民との協力体制を確立することの重要性を訴えた。市でも対応策として設置したワナの増設や監視体制の強化が進められている。
事故多発交差点の安全対策に関しても話題になった。岡野耕平氏は具体的な改善策として信号機の設置を提案し、必要性が認識されていることが確認された。
また、環境問題に対する取り組みとして、生ごみ堆肥化や資源回収の推進にも焦点が当たった。市長は生ごみのリサイクルの重要性を説明し、今後も幅広い枠組みでの課題解決に向けた協議が進むことを約束した。
最後に、協働のまちづくりの取り組みが進行中であることが確認され、特に若者の参加促進が期待されている。今後も地域の活性化に向けた多様な取り組みが求められる。