令和4年第5回富里市議会臨時会が開かれ、補正予算など重要な議題が審議された。
議会では、午前10時に開議され、新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてタブレット端末を利用したペーパーレス会議が実施された。議長の野並慶光君は、出席者に資料を配布し、会議の円滑な進行を促進した。
主要な議案として、令和4年度富里市一般会計補正予算(第7号)が取り上げられた。市長の五十嵐博文君は、提案理由を説明し、歳入歳出それぞれ4億4,638万4,000円の追加を求め、総額は188億7,953万1,000円になると述べた。政治家たちの注目を集めるこの予算には、価格高騰緊急支援給付金や新型コロナウイルス対応の地方創生交付金が含まれ、特に住民税非課税世帯への援助が強調された。
質疑の場では、柏崎のり子議員が今回の補正予算に関し、具体的な歳入と歳出の内訳について尋ねた。柏崎議員は富里市における生活困窮者への支援がどのように行われているのかを深く追求した。企画財政部長の鈴木隆次君は、富里市の配分額について言及し、迅速な事業実施の必要性を強調した。特に、介護や障害福祉関連の事業者への支援が実施されることが、市民生活の安定に寄与すると説明した。
また、乳幼児及び就学世帯支援給付金に関して、森秀樹健康福祉部長は、年齢要件に該当する児童を養育する方に対し、収入にかかわらず給付金が支給される予定であると回答した。これにより、政府の変更により影響を受ける世帯に対し、それ相応の支援を行う意思が示された。
最終的に、予算案は委員長の報告を受けて全会一致で可決され、富里市の支援策が実施されることとなった。議長からは本日の会議における発言が適宜記録される旨の説明があり、会議は午後1時に閉会した。議会の運営を受け、今後の富里市における生活支援の具体的な実施が期待される。