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富里市議会、令和5年度予算案を承認

富里市議会が施政方針を発表。新たな子育て支援策や企業誘致を強化し、地域経済振興を目指す。
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令和5年第2回富里市議会定例会が2月13日に開会され、市長の五十嵐博文氏が施政方針を発表した。

市長は、令和5年度の予算編成を含む主要施策に対し、「歳入改革を基本にした財政再建を加速する」と述べ、具体的な施策を展開する意向を示した。特に、子育て世帯に対する支援策を強調し、入学お祝い金の支給について「小学校および中学校の入学児童にそれぞれ2万円を支給する」と説明した。これにより、経済的負担を軽減し、子育て支援を強化する方針である。

また、市長は「新型コロナウイルス感染症対策に取り組んできたこと、そして、感染症に関する国・県との連携を継続して参ります」と述べ、この姿勢を貫くことで「市民の理解と協力を得たい」と強調した。

地域経済の振興に関しては、成田空港の機能強化に伴う企業誘致を図り、地域の土地利用方針に沿った施策へも言及した。具体的には、新デマンド交通の運行を開始し、「キャロリン号」と名付けられた新しい交通手段の利便性向上を図っている。市民の利用者の約70%が高齢者であることから、利便性の拡大に注力する考えだ。

さらには、議案第1号から第6号までの令和5年度予算案も一括審議され、一般会計は159億7,300万円、前年度比0.3パーセント増が見込まれている。国民健康保険特別会計は60億731万円、介護保険特別会計は29億8,817万8,000円で、各会計の増加が見込まれている。具体的には教育費の増加や地域公共交通の整備が挙げられる。

市長は、今後の方針として「全ての市民のニーズに合わせたきめ細かな行政サービスを提供し、持続可能な実績を上げることが重要である」とし、地域資源を銘打った観光振興にも取り組み、市内外への広報活動の強化を約束した。

議会での質問に対して市長は、企業誘致や防災対策、外国語教育についても意欲を示し、施政方針を具体化させる考えだ。市民の期待に応えるために、より良い施策を実施し、明るい富里の未来を描く。市民一人一人が安心して暮らせる地域づくりに向け、全力を尽くす意向を改めて表明した。

議会開催日
議会名令和5年3月定例会(第2回)
議事録
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