令和4年の初回富里市議会定例会が開かれた。0169人の議員が出席し、議案の審議が始まった。今回の会議では、令和4年度富里市一般会計予算が重要な議題に上がり、可決に至った。
一般会計予算の総額は159億2,100万円で、前年より4.0パーセントの増加となる。この増加は新型コロナウイルスの影響や社会保険コストの増加を反映している。市長の五十嵐博文氏は、この予算が新たな総合計画のスタート年度であることに触れ、「市制20周年を迎える年にあたり、持続可能な行政サービスの提供を目指す」と述べた。
質疑応答では、議員たちから具体的な施策に関する質問が多く寄せられた。特に、予算案に含まれる水道料金の値上げに関する質疑に対し、経済環境部長の長谷川敏彦氏は、「現状の経営状況は安定しており、値上げの必要はない」との見解を示した。
また、文教厚生常任委員長の布川好夫氏は、教育巡りの施策について触れ、子ども家庭総合支援拠点の強化を進めることの重要性を訴えた。人口減少や高齢化に対処するための取り組みが必要であると強調した。
その後、発議案第2号として、国民の祝日「海の日」を7月20日への固定化を求める意見書が提出され、賛成の声が多く上がった。提出した田口勝一議員は、「日本の海との関係が重要であることを再認識する機会が必要」と述べた。