令和4年3月14日、富里市議会は定例会を開催した。
議題には新型コロナウイルス感染症への対応が含まれ、多くの議員が確認や質疑を行った。
市長の五十嵐博文氏から提案された議案第22号は、令和4年度富里市一般会計補正予算についてである。
この補正予算では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に対応し、自宅療養者への食糧支援を含む緊急支援が強調された。具体的には、歳入歳出ともに835万1,000円を追加し、総額159億2,935万1,000円となる。
支出内容には、自宅療養者緊急支援事業の444万8,000円、またPCR検査実施事業の390万3,000円が含まれる。
柏崎のり子議員は、補正予算に関する質疑を行ったが、自宅療養者への支援において、食糧支援の範囲について疑問を呈した。
特に濃厚接触者が食糧支援の対象外とされることに関して問題を指摘した。
これに対し、健康福祉部長の森秀樹氏は、市の独自施策について説明した。
森健康福祉部長は、自宅療養者への食糧の支援について、陽性者とその同居家族に対して行うことを述べ、県との個人情報保護に関する取り決めも紹介した。
こうした一連の質疑においては、各議員から新型コロナウイルスへの対応策や、地域での支援体制についての様々な意見が出された。
また、PCR検査事業についても議論が行われた。
藤田幹議員は、保健所の対応が難航していることから、富里市の独自検査について確認を求めた。良好な回答が得られる中で、今後の支援活動に期待が寄せられた。
議案第22号は、文教厚生常任委員会に付託された。今後も議員たちは、地域住民の安全と健康を守るための施策を見守り、推進していく意向を示している。