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富里市議会、行政のデジタル化や自転車通学の安全対策を議論

富里市議会で行政のデジタル化や公金支払いのキャッシュレス化が議論され、利便性向上が期待されている。
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令和3年6月3日の富里市議会定例会では、江原利勝議員の一般質問が行われた。

テーマは「行政のデジタル化について」など多岐にわたり、市長の五十嵐博文氏が具体的な施策について回答した。

デジタル化の進展に関して、市長は、マイナンバーカードを利用した手続きやコンビニ交付の導入など、多様な市民サービス向上に努めていると述べた。また、令和3年4月には、富里市の実情に合ったデジタル・トランスフォーメーション推進計画の骨子策定に着手したことも強調された。地域のニーズに合ったデジタルサービスの提供により、行政の効率化が期待されている。

公金支払い方法については、スマートフォンアプリを用いたキャッシュレス決済を導入し、利便性を高めている点が挙げられた。さらに、令和3年7月からは介護保険料や後期高齢者医療保険料でも同様の導入が予定されており、徴収率の維持向上を図る考えが示された。市民への丁寧な情報提供の重要性も訴えられた。

自転車通学の安全対策に関しては、交通安全教室や自転車保険の加入促進が行われていることが報告された。特に、交通安全教室では、実践的な指導が盛り込まれており、注意喚起が強調されている。自転車事故防止のため、教育委員会も積極的に関与しており、対象を広げる取り組みや、左側通行の徹底などが検討されている。

消防広域化についても言及され、これまで千葉県と協議を重ねてきた経過が説明された。今後も地域消防力の向上を目指し、関係市町との協力を進める必要性が強調された。市民の安全を守るための消防体制の強化が求められている。

野生動物、特にイノシシに対する対策もテーマの一つであり、捕獲体制や監視カメラの設置により、農作物への被害防止を目指す施策が実施されている。地域住民との連携を図りながら、被害情報の共有や適切な対策の推進が必要とされている。

水道事業については、老朽化した施設の更新が進められていることが強調された。未整備地区への配水計画や民間業者との連携も求められる中、市としての整備計画の透明性を高めることが大切だとされた。

最後に、認知症対策についても触れられ、地域での高齢者支援や相談サービスの拡充が図られていることが報告された。認知症サポーターの養成や予防活動により、地域包括ケアシステムの強化が期待されている。

議会開催日
議会名令和3年6月第2回富里市議会定例会
議事録
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