令和2年12月7日、富里市議会定例会が開会され、さまざまな議題が取り上げられた。
まず、河田厚子議員による一般質問が行われた。強調されたのは、コロナ禍における避難所対応の重要性である。市長の五十嵐博文氏は、避難訓練が実施されていない現状を踏まえ、各小学校区の自主防災組織に関し、効果的な対応策を周知していると述べた。特に、新型コロナウイルス感染症に配慮した避難行動の啓発資料を提供し、地域への情報共有の重要性を訴えた。
次に、富里中央公園の環境整備に関する質問に対し、市長は現在の整備状況を報告した。年間を通じて維持管理業者による定期的な作業が行われており、除草や清掃を効率的に実施しているという。現状の作業回数は、広場の除草が月に21回、園路の清掃が12回、トイレ清掃も12回と多岐にわたり、その効果を示している。また、カラスの被害対策についても質問があり、日吉台・日吉倉地域での具体的な対策を市は講じていると報告。被害報告が少ない現状を考慮し、特に繁殖期の注意喚起を強化していく方針を示した。
また、布川好夫議員からの新型コロナウイルス感染症対策に関する質問もあった。この中で、イベントや事業が中止された理由や、今後の安全な開催についての様々な意見が交わされた。その中で、地域住民の健康を守るために独自の支援パッケージを展開したことも称賛された。
議会全体を通して、行政が市民の安全を最優先に考え、様々な施策を講じていることが分かる。市民一人ひとりが防災意識を高めることが求められており、特に新型コロナウイルスの影響下において、地域活動が一層重要視されるようになったことが、本日の議会議論から伺えた。