令和3年第4回富里市議会定例会が12月14日に開催された。
出席議員全員が出席し、各議案について慎重な議論が行われたことが確認された。今回の会議では、議案第2号から第14号までが審議され、すべての議案が可決された。
特に注目されたのは、議案第5号の富里市道路占用料条例の一部を改正する条例制定についてである。この改正は、千葉県の道路占用料改定を受けたもので、適正な地価及び賃料水準を反映させるために行われる。総務建設常任委員長の高橋益枝氏は、「本市は第3級地として示されており、この改正により約350万円の増収が見込まれる」と報告した。
また、議案第6号の富里市都市公園条例の改正についても言及され、都市公園施設占用料の額が改定されることが議論された。布川好夫氏は、「これにより、施設の利用者負担が軽減される」と述べた。
さらに、議案第8号では令和3年度一般会計補正予算に関する説明が行われ、市民活動支援補助金や空港関連事業についての質疑も行われた。市長の五十嵐博文氏は「今後も市民の声を反映し、利用しやすい制度を目指したい」と強調した。
議案の採決においては、全ての議案が賛成多数により可決される運びとなった。議長の野並慶光氏は、閉会に際し新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市民に対する支援の重要性について言及。市や議会の連携が不可欠であることを訴えた。今後も引き続き感染症対策を意識していく必要があるとのことで、市民には毎日の感染防止対策が求められている。
議会は能動的に市民への情報提供を行い、柔軟な対応を続けていくとし、閉会を迎えた。