令和6年6月3日、富里市議会は第2回定例会を開催し、19日間の会期を決定した。
出席全議員18名のもと、議長が本定例会の目的と日程を報告した。
市長の五十嵐博文氏は、議案の提案理由を説明し、高病原性鳥インフルエンザに対する対応や、千葉ロッテマリーンズファーム誘致についても言及した。
皇孫鳥インフルエンザについては、対策本部を設置し県と連携しながら消毒ポイントを運営し、5月26日には移動制限区域を解除したと報告した。
また、富里市と酒々井町の学校給食事務の委託に関する協議については、共同利用の進捗を改善し、効率化が期待されるとして、議案として提案された。
この協議は、地方自治法に基づく議会議決を経る必要があることが強調された。
承認第1号から第4号までの報告では、各専決処分の承認、低所得者支援給付金にも言及され、質疑が行われた。
柏崎のり子議員が質疑を行い、対象者数や固定資産税に関する負担調整措置について質問した。
企画財政部長の鈴木隆次氏は、普通徴収約4940人や特別徴収17334人等の具体的数字を示し、対応策について説明した。
市長の説明では、地域手当についても言及され、無給地の問題を解決するべく国に要望を続けていることが強調された。
特に印旛郡の状況を踏まえ、市の職員確保のための対策が重要であると述べ、国との交渉を続ける姿勢が示された。
今後も市は、市民の声に耳を傾け、市民サービスの向上に向けた取り組みを進めると意気込みを見せた。また、富里スイカのイベントや健康福祉施策においても地域活性化を図るとした。
会議は、全議員の一致した賛成により承認議案が成立し、議案第1号から第5号までの審議が進められる予定である。