令和4年第3回富里市議会定例会が、6月6日に開会された。
市長の五十嵐博文氏は、定例会の冒頭で行政を取り巻く現状について報告を行った。特に新型コロナウイルスの影響や、スイカの生産など地域の重要な施策について触れた。
五十嵐市長は、新型コロナワクチンの4回目接種について説明し、接種対象者にクーポン券を送付する計画を明らかにした。また、今後の行事として、8月の市制20周年に関するセレモニーの準備を進めることも示した。特に、スイカの最盛期を迎える中で、農業の振興が地域経済に与える影響についても触れ、翌日の岸田総理への直接の訪問について言及した。
質疑の場では、柏崎のり子氏が住民税非課税世帯への臨時給付金の状況について質問。森秀樹健康福祉部長は、その申請状況について答え、特に多くの申請には手続き上の課題があることを説明した。それにより、すみやかな給付を促す必要性を強調した。
また、議案の審議では、幼稚園の保育料徴収の改正や財産の取得についての確認が行われた。新型コロナウイルスに対する臨財政支援票の提出も行われ、特に補正予算が172億727392万円となることが決定された。
会期は6月23日までの18日間となった。議長の野並慶光氏は会議の運営にあたり、新型コロナ対策にも配慮し、ペーパーレス会議を進める姿勢を示した。議会の進行はスムーズで、重要な政策議論の場となった76回目の市議会であった。