令和3年第1回富里市議会定例会において、新型コロナウイルスワクチン接種の計画や予算が審議された。
市長の五十嵐博文氏は、コロナ対策の重要性を強調し、特にワクチン接種体制の整備に対する取り組みを発表した。接種は医療従事者が優先され、その後65歳以上の高齢者に対して行われる予定である。3月中旬以降に接種クーポン券の発送が予定されており、接種場所は市内の医療機関とすこやかセンターに設定されている。
「ワクチン接種を円滑に行うため、実施計画を3月中旬までに策定する」と五十嵐市長は述べ、医療機関との調整も進めていると報告した。また、接種に関する相談窓口としてコールセンターの設置も計画されており、市民への周知の重要性も強調された。
また、行政の対応として、バランスの取れた施策が求められる中、介護保険料の改定が行われる。基準額は2万4千円減額される見込みで、これによりより安定したサービスの提供が期待されている。市長は、「介護保険制度の持続可能性を確保するために、適正なサービス提供に努める」と強調した。
さらに、富里市の予算案では、一般会計予算が前年度比2.5パーセント増の153億1,600万円が提案されており、これには新型コロナウイルス対策の一環も含まれ、人員配置や医療機関との連携を通じて、県内トップレベルの福祉を実現する方針が示されている。