令和5年3月定例会が2月15日に開催され、各議題が審議された。初めに、予算特別委員会の設置が承認され、新年度予算関係議案を12名の委員で審査することが決定した。
続いて、予算特別委員の選任が行われ、葛生孝浩議員、眞野義行議員らが認められた。また、一般質問では、公明党の大倉富重雄議員が登壇し、小泉市長の5期目の抱負や「新しい成田空港」構想の詳細について質問した。市長は「つなぐ未来へ進化するまちづくり」をスローガンに掲げ、成田空港と周辺地域の機能強化に向けた施策に取り組むことを強調した。
大倉議員は、成田空港の機能強化が地域両者にどのように繋がるか、またその施策の進行状況について質問。市長は、空港との共生を促すため、地域振興策や騒音地域住民へのさらなる配慮が必要であると認識していると述べた。
また、企業立地に関しては、新たな交通インフラ整備の進捗に関し、広域道路ネットワークの整備が進められており、企業の受皿となる土地利用の重要性が強調された。これにより、成田市への新規企業の誘致や経済成長へ貢献することが期待されている。空港周辺地域における農地転用を含む規制緩和も進められ、企業の立地促進を図るため、環境整備も検討されている。
子育て支援策に関しても課題が語られた。小泉市長は、学校給食無料化の拡充や母子支援の強化について誓いを立て、子育て世代が安心して暮らせる環境づくりを重要視しているとの姿勢を示した。
今後の施策として、デジタル化の推進や市民サービスの向上も掲げられ、多彩な取り組みの下で市民の期待に応える努力を続ける意向が示された。議会全体は、小泉市長のリーダーシップにより、成田市のさらなる発展を目指して協力していく姿勢を示された。
今後も、成田空港との関係を深めながら、地域振興に向けた施策が期待される。