令和2年6月、成田市議会定例会が開会した。
議会は新型コロナウイルス感染症に対応し、議員や執行部がマスクを着用。挨拶を行った議長の秋山忍市議は、感染防止策の徹底を訴え、今後の議会運営について注意を呼びかけた。
この定例会では、会期の決定が最大の焦点となり、15日間の会期が確認された。議長は「議会は迅速に行動し、議案の審議を滞りなく進める」と強調した。
続いて、議案第1号から48号及び報告第24号から31号が一括して議題とされ、説明に立った小泉一成市長は、提案理由を詳述した。特に新型コロナウイルスへの対応として、特別職の給与を9カ月間減額する条例案を含むことが重要だと強調した。
小泉市長は、緊急事態宣言の解除後も感染リスクは残ると述べ、今後の活動について市民に注意を促した。また、市民生活を維持するため、多様な施策を実施する方針を示した。
さらに、議案の中には、生産者支援や医療体制の充実に向けた経済支援なども含まれている。議案第24号では人権擁護委員の推薦がなされ、また議案第31号では新型コロナを理由に給与支給の新しい幅を設ける動きも見られる。
また、議題には道路の改良や公共インフラに関する報告も含まれており、成田市のインフラ整備を支持する声が上がっている。特に議案第37号では、八富成田斎場の空調設備改修についての議決が予定されており、安全性の向上に向けた重要なステップとされている。
休会の動議があがり、調査のための休会は異議なしとされた。一方で、定例会への報告と今後の議事日程に関して、議長から次回の開議日に向けて期待が寄せられる。