令和3年6月9日に開催された定例会では、データヘルス計画の進捗と、市民の健康寿命の延伸に向けた取り組みが議論された。
まず、データヘルス計画について、小泉市長は本市の健康状態の把握が重要だと強調した。特定健康診査の受診率を向上させるため、通知を行っているが、依然として低迷している状況がある。国保データベースシステムから得られたデータは、健康事業に役立てられている。昨年度の評価結果をもとに、今後は見直しを行い、効果的な事業を実施する考えだ。
次に、生活習慣改善のための取り組みについて、市は栄養士や保健師による健康教室を通じて、食事や運動、睡眠の重要性を訴えている。また、地域保健推進員を通じて、地域ごとに健康に対する意識を高める活動を行っている。ただし、参加者は限られており、数千人規模の高齢者にも広げていく必要性がある。
電子地域通貨(仮称)成田コインの創設に関しては、地域経済の刺激や資金流通の促進が期待されている。市は調査を進め、事業者にとってのメリットを創出できるよう努める姿勢を示した。不安も残るが、具体的な導入案が実現すれば、地元商業の活性化につながることが期待される。
早期開設避難所の空調設備に関しては、中央公民館や大栄公民館には設置されているが、大多数の体育館には未設置とのこと。市は暑さと寒さから市民を守るため、運営する際にはスポットエアコンやストーブの使用を考慮しているが、早期対応が望まれる。