令和元年6月7日、成田市議会定例会が開会した。
会期は本日から6月26日までの20日間と定められたことが議長の秋山忍氏により報告された。
議案としては、人事案件や条例の改正、契約の締結に関する13件が提出された。特に、議案第1号では人権擁護委員の推薦に関して法律に基づいた意見を求める旨が説明され、議案第2号では成田市の税制改正に関する重要な条例が提案されている。
小泉一成市長は、「本定例会に提案いたしました案件は、当面する諸案件についてご審議をお願い申し上げます。」とした。議案の内容には、育児支援関連の条例改正や保育施設の基準改定など、地域住民に深く関わる案件が含まれており、十分な議論が期待される。
特に目を引くのは、議案第9号と第10号である。前者は成田消防署に配備されている化学消防ポンプ自動車の老朽化に伴い、新しい車両の購入を決定するもので、後者は赤坂消防署の高規格救急自動車の更新を図るものである。
この2つの議案は、法令に基づき消防体制の充実を目指すものであり、地域住民への安全対策が重視されていることが伺える。
さらに、報告としては、地方自治法に従った専決処分に関する報告が行われ、特に生活保護費返還金や児童扶養手当過誤払金に関する訴訟の和解についての報告があった。
会期中は毎日の議題が設定されており、議員らによる発言の機会が保障されている。議長は「事案の調査のため、明日から10日までは休会といたします。」と発言し、この間に議員は各議案の詳細な調査を行うこととなる。
次回の会議は6月11日に開かれる予定であり、各議案に関する討議が本格的に始まることが期待される。議会の活発な議論が今後、地域の発展に寄与していくことが期待される。