令和5年12月成田市議会定例会が開催された。議事録には、議会の運営や提案される議案の詳細が記録されている。
この日は、まず成田市議会の神崎勝議長が開会を宣言した。続いて、諸般の報告として、議会事務の概要が説明された。
さらに、感謝状の伝達も行われた。35年以上の地方自治に貢献した宇都宮高明議員に対し、総務大臣から感謝状が贈呈され、議長は「顕著な功績に深く感謝の意を表する」と語った。
その後、会期の決定が行われ、議長の神崎勝氏が「今定例会の会期は本日から12月13日までの20日間とする」と提案した。出席議員から異議がなかったため、会期は無事に決定された。
議案に関しては、小泉一成市長が19件の案件について提案理由を述べた。特に、給与に関する条例改正提案について、平均約1.27%の引き上げを含む内容が紹介された。
さらに、議案第2号には一般職職員の給与改訂が含まれ、期末手当の支給率も引き上げられる。議長によると、期末手当は現行の2.2月分から次年度には2.25月分となる予定で、議会の議員報酬についても同様の改正が提案されている。
また、議案第4号には特別職の職員についての給与改正が示され、今後の市政運営に影響を与える最大の議案の一つである。市は効果的な予算案を求め、これを適正に運用する考えを強調する。
その後、議案第1号から第19号、報告第29号から第31号が議題に上げられた。これには、教育や保育施設の条例改正が含まれており、市民の福祉向上に寄与するものと期待されている。
また、休会についても議題に上がり、議長は「議案調査のため、明日から27日まで休会とする」と提案した。これも異議がなかったため、決定事項として承認された。
結局、この日の議事がすべて終了し、次回の本会議は11月28日に繰り上げて開くと発表された。議長は「お疲れさまでした」と言葉を結んだ。